佐渡で近年話題のスポットと言えばここ、石名の天然杉です。大佐渡山地の天然杉林を楽しめる遊歩道が整備されています。
樹齢200年から400年ほどの天然杉は、長年風が強い環境にあり、様々な形をしており、見る者を圧巻します。
1週1時間ほどの遊歩道ですが、比較的気軽に佐渡の大自然を感じる事が出来るため、人気を集めています。
2015年の石名天然杉遊歩道の開通情報
2015年(平成27年)の大佐渡石名天然杉遊歩道は、5月23日(土)開予定です。
和木の集落から車で林道を進む事約20分、駐車場に車を止めて、ここから歩きで遊歩道へ向います。
足元は滑りやすいのでできればトレッキングシューズなどで。ハイヒールやサンダルは絶対止めましょう。マムシ、アブ、ハチ、蚊も出るので、半そでや短パンも控えてください。
最初の、この「県有林作業道」が写真では分りにくいのですが、なかなか急な上り坂です。登山などに慣れていないと少しきついかもしれませんが、頑張って登りましょう。10分程で遊歩道の入口に到着します。
遊歩道の入口です。ここからがいよいよ本番になります。
と言っても、急な上り坂はここまで、遊歩道の中は割りとなだらかになっています。
遊歩道入口から80m程進むと最初の見所「象牙杉」です。樹高18m、胸高周囲9.6mの巨木です。確かに象牙のように大きな枝が伸びていますね。
続いての見所はこちら「四天王杉」。胸高周囲12.6m、樹高21mと、先ほどの象牙杉よりも大きく、幹が4つに分かれています。
遊歩道入口から250mほどにあるのが「大黒杉」です。
樹高19m、胸高周囲3.5m。大黒柱のように真っ直ぐ上に伸びています。
入口から580mほど、続いて「家族杉」です。
樹高16m、胸高周囲16m。何本かの杉の木がまるで家族のように寄り添っている感じに見えますね。
そして家族杉のすぐ先に、最期の見所「羽衣杉」です。(メインの写真もこの杉です)
樹高18m、胸高周囲6.2m。まるで能を舞っているような、ダイナミックな形をしています。まさに天然杉といった感じですね。
羽衣杉から60mほどで遊歩道出口です。出口からはドンデン縦走路を通り、もと来た県有林作業道へ戻ります。
途中、展望台があります。雲が掛かっていなければ、大野亀や粟島も見渡す事ができるそうです。この日は残念ながら雲海が広がっていました。
遊歩道は駐車場から歩いて、戻るまで概ね1時間ほどになります。
両津港から石名天然杉へは、大野亀方面へ海沿いの県道を走り約30分すると和木集落に入ります。右手の防波堤内側に大きな案内表示があるので、これを目印に市道・林道へ入ります。
相川方面からは石名集落から入口に案内板があるので、それに沿って林道へ入ります。
石名天然杉遊歩道を利用される際のご注意
天然杉林には貴重な植物がたくさん自生しています。植物の踏み荒らしをしないよう、遊歩道の柵を絶対に越えないでください。
また、動植物の持ち込みは絶対しないでください。ゴミも必ず持ち帰りましょう。
遊歩道は冬~春の間は積雪のため閉鎖されます。例年、5月から6月に開通し、10月頃まで利用できます。