「デッキ」にはベンチが設置されています。暖かい時期で天気が良ければ、このベンチに座って、佐渡海峡を眺めながらの船旅も楽しめました。
ときどき、イルカの群れを見る事ができました。
デッキに設置されている救命浮き輪です。文字がすこし擦れてしまっているのが、「おおさど丸」の歴史の長さを感じさせます。
故障による運休はあったものの、26年間安全に航行を続けてきました。この救命浮き輪も幸いにも出番はありませんでした。
4階船尾部分に「ベンチ席」があります。「おおさど丸」には、「おけさ丸」や「ときわ丸」にある「イベントプラザ」がありません。代わりにこの「ベンチ席」があります。帰省ラッシュ時などの混雑時はここも乗客で溢れます。ベンチの他にテーブルセットも多数設置されています。小さいながらステージもあります。
「ベンチ席」後方にある階段を登ると「屋上甲板」に出ることが出来ます。ここも「デッキ」同様、天気が良ければ真夏でも海風がそよいで、過ごしやすい場所です。しかもあまり人が来ないので、混雑時などはちょっとした穴場でもありました。
2時間半の船旅を、この「ゲームコーナー」で過ごしたという方も多いのではないでしょうか。
「スナックコーナー(食堂)」は僕も何度もお世話になりました。
近年は、様々な工夫を凝らしたメニューもそろえてくれていました。
昔ながらの“食堂”という感じですが、「ときわ丸」より広いスペースになっています。
「2等船室」に掲示されているポスター。
「おおさど丸」と「ジェットフォイル」がかわいいイラストで描かれています。昔からありますね。たしか「おけさ丸」バージョンもあったはずです。
「速くて快適、大きくて快適」のキャッチコピーは、最先端の高速艇だったジェットフォイルと離島航路としては最大級のカーフェリーを擁する佐渡汽船ならではのものですね。
あっと言う間に15分経ち、船内アナウンスが入りました。最後に出向直前の「おおさど丸」を撮影。
近くで見ると、錆びが目立ちます。これも長年、佐渡航路を支えてがんばってきた証です。
「おおさど丸」は佐渡航路退役後、所有者に返却されます。その後海外で第二の人生を歩む予定との事です。
長い間、本当にお疲れ様でした。ありがとう、おおさど丸!
最大旅客定員 | 1,705人 | 車両積載能力 | 大型バス30台と乗用車50台 または乗用車190台 |
---|---|---|---|
総トン数 | 5,373トン | 最大速力 | 22.6ノット |
全長 | 131.9m | 最大幅 | 21.0m |
主機の種類 | ディーゼル | 建造年月 | 昭和63年(1988年)4月 |
就航年月日 | 昭和63年(1988年)4月24日 | 退役年月日 | 平成26年(2014年)4月8日 |