毎年、5月から9月に掛けて佐渡の各所で薪能が催されます。中でも6月は毎週末どこかで薪能が催されることから「能月間」と呼ばれています。
2012年6月17日、新穂・武井にある熊野神社能舞台で奉納の薪能が催されました。
多くの観客が集まってます
午後6時前、まだ周囲は明るいのですが、先ずは地元の子供達による仕舞が行われていました。
既に観覧者も多数集まっていました。
火入式
午後6時半、いよいよ薪能が始まります。先ずは火入式から。佐渡観光協会中央支部長が火入れを行います。
菊慈童
火入式のあと、舞囃子に続いて、いよいよ能「菊慈童」の始まりです。
中国・魏の国の話です。
不思議な水が湧き出る●懸山(れっけんざん)の水上の探索の勅令を受けた勅使は、そこで不思議な少年に出会います。
注:●=麗に阝。
菊慈童
7百年もの間行き続けているという不思議な少年が、菊の花に囲まれ清々しく楽を舞います。
観覧車には解説書が配布されるので、能に詳しく無い人でも楽しむことが出来ます。