正面の建物の右側に、「清酒 真稜」と書かれた蔵の建物が見えます。こちらが明治初年に創業という伝統ある蔵元「逸見酒造」さんです。
「逸見酒造」さんでも酒蔵見学ができる、と佐渡観光協会や新潟県酒造組合のサイトに掲載されてはいるのですが、の「逸見酒造」さん公式サイトには特に明記がありません。
そこで、前日に電話で確認したところ「大丈夫ですよ、お昼休みの時間以外なら。予約も無くていいですよ」とのご返事でした。
奥の蔵のいる入り口に進み、酒蔵見学をお願いしました。普段、見学に訪れる人は少ないのか「よくここが分かりましたね」と訊かれました。
早速見せて頂いたのがこの「和釜」です。これで酒米を蒸します。現在、和釜を使って酒米を蒸している蔵は珍しいとの事。ここに「逸見酒造」さんの拘りが感じられます。
こちらは「もろみタンク」です。
杜氏さんが、長い棒を持って大きなタンクの中をかき混ぜているシーン、よくテレビなどでも見ますよね。それをやるのが、この場所です。
日本酒造りは冬場に行うので、この時期は杜氏さんの姿は見られません。もっとも、酒造りの時期になれば、ここに入って見学する事も難しいのですが。
一通り蔵の中を見せて頂いたところで「今日は車ですか?」と訊かれました。バスと応えると、ちょっと驚かれましたが、「では試飲できますね」と、何本かお酒を持って来てくださいました。
酒蔵見学の醍醐味は、実際にお酒を試飲して、好みの1本を選べること。もちろんその場で購入できます。(地方発送も可能)
『真稜』でも、本醸造、吟醸、大吟醸、さらに新潟県内でも珍しい「山廃仕込み」など、他にも『至』など、いろいろ試させて頂きました。
「次はどこに行くんですか?」と訊かれたので、ちょっと気が引けつつも「・・・尾畑酒造さんに行こうと思ってます」と言うと、「すぐ近くだから送っていきますよ」と、車を出して下さいました!