真野地区(旧真野町)は佐渡の中でも蔵元が多く、合併前の1983年(昭和58年)に『アルコール共和国』の宣言を覆内真下。現在でも3つの蔵元が真野地区にあります。真野新町にある尾畑酒造さんは、新潟県内でも最も早く酒蔵見学を実施した蔵元で、『真野鶴』が代表銘柄です。
尾畑酒造 (真野鶴)酒蔵見学
最初に酒蔵見学を始めた蔵元らしく、正面玄関を入ると「歓迎」の文字が。記念撮影用のプレートも設置されています。
見学に訪れたのは6月上旬、この時期は蔵元では酒造りは行われていません。そこで、酒造りの様子をまとめた5分ほどのビデオで紹介しています。
また、ハザ掛けされた酒米の稲も展示してあり、手に触れる事もできます。
ビデオが終わると、見学コースへ進みます。
通路の右手には様々な写真が展示され、尾畑酒造さんの過去の受賞歴や歴史・歩みを見る事が出来ます。左側は試飲販売コーナー。専任のスタッフさんが、各銘柄や、日本酒以外のお酒(おけさ柿で作った焼酎、ワインなど)を薦めて下さいます。
もちろんここで、購入する事もできます。
試飲をさせて頂いて、(もともとアルコールは強くないので)ちょっと足元がふらつきながら、蔵の中へ進みます。
大きな貯蔵タンクが並んでいます。酒造りの時期ではないので、少し閑散とした感じです。
普通の作業場のように見えますが、酒蔵見学者用の仕掛けもあります。
大きな看板で、酒造りの工程を紹介しています。イラスト入り、一部は立体になっていて分かりやすくまとめてあります。
他にも展示コーナーやギャラリーなどがあります。
普段は中に入れない「もろみ」の部屋です。先ほどの試飲コーナーのある通路からガラス越しに見る事が出来ます。
こちらも、この時期は使われていません。冬の酒造りの時期になると、ここで杜氏さんが毎日酒造りに励みます。酒造りは、毎日目が離せないのだそうです。
酒蔵見学の際の注意
酒蔵見学の所要時間は20~30分が目安との事です。酒蔵見学は無料です。小人数の場合は事前の予約は必要ありませんが、団体の場合は予約をしてください。予約はホームページにある「酒蔵見学」から、急ぎの場合は電話でお願いします。
試飲をされる場合の注意
車を運転される方は「試飲」は控えて下さい。真野新町バス停から歩いて約9分、小木線の新町本町バス停から歩いて4分ほどのところにあります。また、南線で観光地を経由する便(3月~11月の土、日、祝の一部)は尾畑酒造前にも停車します。