2年前、2012年に敢行した「佐渡路線バスの旅」では、主要路線の南線で両津から真野まで旅しました。しかし、これは国仲平野を横断したに過ぎず、広い佐渡の観光地を巡ってきたと言うには少々物足りなさも感じます。そこで今回は「佐渡路線バスの旅 第2弾」として、両津から一気に小木・宿根木まで、さらに真野で未経験だった酒蔵めぐりに挑戦してみました。
先ず最初に今回利用するバス路線の紹介です。
両津港から小木方面へ路線バスで行くには、先ず南線に乗車し、真野で小木線に乗り換えます。
小木線は佐和田から真野を経由し、ほぼ真野湾岸沿いを走る国道350号線を走りながら、途中国道を離れて羽茂本郷を経由して小木までを結んでいます。小木地区の人達が佐和田方面に利用する重要なバス路線として、朝夕には1時間に1本ほどの間隔で運行されています。
2014年6月7日、天気予報は曇り、ところにより時々雨。少し雲が多いものの、どうにか雨は降っていません。今回は始発のカーフェリーときわ丸(6:00新潟発)に乗船、8:20に両津港に到着しました。先ず向かったのはターミナル1階にある新潟交通佐渡さんの案内所です。
ここで「佐渡島内路線バスフリーパス」を購入します。この「佐渡島内路線バスフリーパス」は、1dayフリーパス、2dayフリーパス、3dayフリーパスの三種類があります。佐渡で路線バスの旅を計画される方はぜひ購入しましょう!
予定は路線バスの旅は1日だけですが、事前に利用する回数や料金を計算したると、1dayより得だったので。今回は「2dayフリーパス」を購入。
2dayフリーパスは2,500ですが、そこに500円分(小人の場合は半額分)の「施設利用券」が付いてきます。飲食店やお土産物屋さんなどで使う事が出来るもので、フリーパス購入時に、施設利用券が使用できる施設が掲載されているパンフレットとバス時刻表も頂きました。色々なお店で使用できるので、実質的には2,000円でバス2日間乗り放題になります。
種別 | 販売額 | 有効期限 | 施設利用券 |
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1dayフリーパス | 大人1,500円 小人750円 | 1日間 | 無し |
2dayフリーパス | 大人2,500円 小人1,250円 | 2日間 | 500円分 ※小人は半額 |
3dayフリーパス | 大人3,500円 小人1,750円 | 3日間 | 1,000円分 ※小人は半額 |
※ 佐渡島内路線バスフリーパスは新潟交通佐渡さんの各窓口、佐渡汽船さんの新潟港案内所・直江津港案内所、佐渡観光協会さん両津港案内所・小木(マリンプラザ内)案内所で購入できます。1dayフリーパスに限り、路線バス車内・一部の宿泊施設でも購入可能です。(路線バス車内は枚数に限りがあります。また高額紙幣だとお釣りが無い場合があります。できるだけ窓口で購入するか、お釣りが必要無いように準備してください)佐渡以外の新潟交通さんの窓口等では購入できません。またバス車内でも購入できません。フリーパスは購入後からの乗車に有効となります。
※ 上記の情報は2014年6月時点で確認したものです。詳しくは新潟交通佐渡さんにお問合せ・ご確認ください。(本社営業所(TEL:0259-57-2121)
案内所の方はとても親切で、「これからどちらへ行かれますか?小木でしたら、南線で“歴史伝説館”で乗り換えられるといいですよ」と教えてくださいました。
当初は「真野新町」で乗り換えるつもりでしたが、これだと乗り継ぎ時間は僅かに1分です。その手前の「佐渡歴史伝説館」だと11分の乗り継ぎ時間があり、ちょっと余裕があります。
バス停に並んでいると、すぐ後ろに「小木線に乗り換えるには、真野新町で降りればいいのかな」と話しているご夫婦がいらっしゃったので、この情報をお伝えしました。
実は新潟交通佐渡さんでは、観光シーズン(3月~11月)の土、日、祝日はの一部の便で、観光地を迂回・延長するルートを走ります。南線の場合、「トキの森公園」「大膳神社」「妙宣寺」「国分寺跡」「佐渡歴史伝説館」などを経由します。小木線も「佐渡歴史伝説館」を経由するほか、「西三川ゴールドパーク」へも迂回します。(瓶によっては通常経路となります)
という事で、8:40両津港発、9:31佐渡歴史伝説館で降りて、9:42に小木線の乗車。小木到着が10:33。約2時間バスに揺られましたが、途中で妙宣寺の五重塔も見えたり、真野湾沿いでカンゾウの花が見られたりと、車窓からの眺めを楽しむ事が出来ました。