先ず最初に今回利用するバス路線の紹介です。

両津港から小木方面へ路線バスで行くには、先ず南線に乗車し、真野で小木線に乗り換えます。

小木線は佐和田から真野を経由し、ほぼ真野湾岸沿いを走る国道350号線を走りながら、途中国道を離れて羽茂本郷を経由して小木までを結んでいます。小木地区の人達が佐和田方面に利用する重要なバス路線として、朝夕には1時間に1本ほどの間隔で運行されています。

小木から宿根木方面へは宿根木線に乗り換えです。宿根木線は小木から深浦、宿根木を通り沢崎までを結んでいます。

両津の新潟交通案内所

2014年6月7日、天気予報は曇り、ところにより時々雨。少し雲が多いものの、どうにか雨は降っていません。今回は始発のカーフェリーときわ丸（6:00新潟発）に乗船、8:20に両津港に到着しました。先ず向かったのはターミナル1階にある新潟交通佐渡さんの案内所です。

ここで「佐渡島内路線バスフリーパス」を購入します。この「佐渡島内路線バスフリーパス」は、1dayフリーパス、2dayフリーパス、3dayフリーパスの三種類があります。佐渡で路線バスの旅を計画される方はぜひ購入しましょう！

これが「2dayフリーパス」

予定は路線バスの旅は1日だけですが、事前に利用する回数や料金を計算したると、1dayより得だったので。今回は「2dayフリーパス」を購入。（2014年7月に券がスクラッチ式に変更になっているため、写真のものとは異なります。）

2dayフリーパスは2,500ですが、そこに500円分（小人の場合は半額分）の「施設利用券」が付いてきます。飲食店やお土産物屋さんなどで使う事が出来るもので、フリーパス購入時に、施設利用券が使用できる施設が掲載されているパンフレットとバス時刻表も頂きました。色々なお店で使用できるので、実質的には2,000円でバス2日間乗り放題になります。

小木へ向かいます

案内所の方はとても親切で、「これからどちらへ行かれますか？小木でしたら、南線で“歴史伝説館”で乗り換えられるといいですよ」と教えてくださいました。

当初は「真野新町」で乗り換えるつもりでしたが、これだと乗り継ぎ時間は僅かに1分です。その手前の「佐渡歴史伝説館」だと11分の乗り継ぎ時間があり、ちょっと余裕があります。

バス停に並んでいると、すぐ後ろに「小木線に乗り換えるには、真野新町で降りればいいのかな」と話しているご夫婦がいらっしゃったので、この情報をお伝えしました。

佐渡歴史伝説館で乗換え

実は新潟交通佐渡さんでは、観光シーズン（3月～11月）の土、日、祝日はの一部の便で、観光地を迂回・延長するルートを走ります。南線の場合、「トキの森公園」「大膳神社」「妙宣寺」「国分寺跡」「佐渡歴史伝説館」などを経由します。小木線も「佐渡歴史伝説館」を経由するほか、「西三川ゴールドパーク」へも迂回します。（瓶によっては通常経路となります）

という事で、8:40両津港発、9:31佐渡歴史伝説館で降りて、9:42に小木線の乗車。小木到着が10:33。約2時間バスに揺られましたが、途中で妙宣寺の五重塔も見えたり、真野湾沿いでカンゾウの花が見られたりと、車窓からの眺めを楽しむ事が出来ました。

両津から小木まで約2時間

小木に到着しました。小木港周辺は道路の幅も広く、海も近いせいかとても広々とした感じがします。フェリーの発着時間では無かったので、ちょっと静かな感じもしました。

小木バス停のすぐ前には南佐渡観光案内所があり、さらにたらい舟でお馴染の「力屋観光汽船」さんもあります。両津でご一緒したご夫婦は、たらい舟に乗ってみたいとの事でしたので、ここでお別れとなりました。

目的地である「宿根木」に向かうには、ここから「宿根木線」に乗り換えになりますが・・・その「宿根木線」が出るのは約2時間後の12:25です。