真野地区(旧真野町)は佐渡の中でも蔵元が多く、合併前の1983年(昭和58年)に『アルコール共和国』の宣言を覆内真下。現在でも3つの蔵元が真野地区にあります。真野新町にある「
「佐渡で最も小さな酒蔵」ですが、そこには酒造りのこだわりが凝縮されています。
真野地区(旧真野町)は佐渡の中でも蔵元が多く、合併前の1983年(昭和58年)に『アルコール共和国』の宣言を覆内真下。現在でも3つの蔵元が真野地区にあります。真野新町にある「
「佐渡で最も小さな酒蔵」ですが、そこには酒造りのこだわりが凝縮されています。
真野新町の交差点より少し北(佐和田寄り)の国道沿いに逸見酒造さんはあります。バス停だと「長石」から歩いて4分ほどです。
佐渡で最も小さな酒蔵という事ですが、外観からはそんなに小さくか感じられません。蔵は奥の方にあります。
早速、酒蔵の見学をさせて頂きました。
先ず最初に注意、蔵の建物にへは土足では入れません。
見学させて頂いたのは6月初旬、この時期は酒米と育成期間という事で、酒蔵での酒造りは行われていません。そのため、蔵の中も静かです。
日本酒は、大さっぱに「精米」→「蒸米」→「麹」→「酒母」→「段仕込み」→「もろみ(造り)」→「新酒誕生」という工程を経て造られます。(参考:日本酒造中央会ウェブサイト)
その中でも重要な工程の一つ「蒸米」で、逸見酒造さんは伝統的な『和釜』を使用しています。
現在、和釜を使用している酒蔵は全国でも大変珍しいそうです。この和釜からも、逸見酒造さんの歴史とこだわりが垣間見えてきます。
こちらは『もろみタンク』です。「麹」「蒸し米」「水」を加えて「もろみ」を仕込みます。
よく酒造りの映像などで、杜氏さんが大きなタンクの中を長い棒でかき混ぜている場面が登場しますが、それがここ『もろみタンク』で行われます。
この後、出来上がったもろみを「絞り」、清酒と酒粕に分離されます。この工程『上槽(圧搾)』といいます。
こちらも取材時は作業期間ではないため、動いていませんでした。この機械が稼働する時期(冬場)はフル稼働になると思います。
逸見酒造さんでは『真稜』、『至』などの銘柄で、吟醸酒、大吟醸酒、さらい新潟県内でも珍しい「山廃仕込み」のお酒も生産しています。
逸見酒造さんでは、酒蔵見学の際に試飲もさせて頂けます。蔵元の方が、色々な銘柄を並べて、一つ一つ特徴を説明して下さいました。同じ『真稜』でも、吟醸、大吟醸、山廃仕込みなどの味をその場で比べて、お気に入りのお酒を購入・地方発送も可能です。
逸見酒造さんの酒蔵見学は無料で、特に事前の予約等は必要ありません。(ただし、団体などの大人数の場合は事前にご連絡・ご相談した方が良いと思います)見学できるのは4月~11月の期間中です。
酒蔵見学は無料です。見学には事前の予約等は必要ありませんが、団体の場合は事前にご連絡された方が良いと思います。見学できる期間は4月~11月頃となっています。それ以外の期間中は9:00~17:00の時間帯(ただし、12:00~13:00はお昼休みになります)で見学できます。
車を運転される方は「試飲」は控えて下さい。真野新町バス停の一つ先(佐和田方面)の「長石」バス停から歩いて4分ほどのところにあります。
両津港より車で真野方面(南線)へ約30分、真野新町交差点で右折して1分ほど、右手に『真稜』の看板が出ている建物です。
[路線バス]両津港から南線佐和田行乗車約50分、小木港より小木線佐和田行乗車約52分、ともに長石下車 徒歩4分。