宿根木集落は全体が「重要伝統的建造物群保護地区」となっており、伝統的建築物が多数残っています。その中でも有名な建築物の一つが、この「三角家」です。
建設された年ははっきりと分かりませんが、150年近く前ではないかと言われています。(1846年(弘化3年)の洪水以降に建てられたものと推定されています。)
宿根木集落は全体が「重要伝統的建造物群保護地区」となっており、伝統的建築物が多数残っています。その中でも有名な建築物の一つが、この「三角家」です。
建設された年ははっきりと分かりませんが、150年近く前ではないかと言われています。(1846年(弘化3年)の洪水以降に建てられたものと推定されています。)
2014年4月~6月に開催されたディスティネーションキャンペーンのTVCMやポスターにも登場しました。女優の吉永小百合さんがこの三角家の前を訪れるシーンをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
ここを訪れたのもこのディスティネーションキャンペーンの最中という事もあり、吉永さんと同じ位置に立って記念撮影をしていく観光客の姿が多数見られました。
宿根木が観光地として知られるようになってからも、長らくの間この三角家は普通に住居として使用されていました。そのため、以前訪れた際は外から眺めただけだったのですが、2012年から内部が公開されています。ここに住んでいらっしゃった深野アサさんのご厚意と、地元のボランティア・宿根木を愛する会の皆さんのご尽力によるものです。
入館料は300円(子供150円 ※2014年6月現在)、入館券は小さな三角家のペーパークラフトにもなっています。
玄関入ってすぐの「オマエ」と呼ばれる居間には、この三角家の平面絵図があります。確かに三角形です。
こちらが仏間。三角の角の位置に仏壇があります。すぐ横には階段が。結構急な勾配です。狭い敷地に工夫を凝らして建てた民家だという事がよく分かりますし、この階段を見ると船大工の技法と言うのも頷けてきます。
二階に上がってきました。こちらの「座敷」には、以前この三角家に住んでいらっしゃった深野アサさんの生活やお仕事の様子、宿根木集落の昔の写真などが展示されています。
単に建物を見るだけでなく、昭和の人々の暮らし、文化についても知ることが出来ます。
この「座敷」はほぼ四角形の形をしているのですが、天井が低く、壁の形が三角形っぽくなっています。
こちらは二階にある、三畳半くらいの小さな部屋です。机の上には子供用の雑誌に彫刻刀、硯(すずり)など。子供部屋だったのでしょうか、壁には小学校の卒業証書も飾られていました。
一階にはオマエ(居間)、台所、仏間、ナンド(寝室)、物置、便所、風呂場・脱衣所があり、二階に座敷(十畳)、木部屋(約六畳)、部屋(約三畳)、物置(元は吹き抜け)とあります。
三角家では、「三角家基金」の協力も呼び掛けています。一口500円で、寄付すると三角家のリーフレットがもらえます。このリーフレットは長岡造形大学 木村研究室の協力のもと作られたもので、三角家の平面絵図や解説などが掲載されています。また、別売りで三角家のペーパークラフト(入館券よりも大きいサイズです)も販売しています。これらの基金や、ペーパークラフトの収益、入館料などが、この三角家の維持管理に役立出られています。
開館日時 | 4月~11月末までの土日祝祭日/午前9時~午後4時 |
---|---|
入館料 | 大人300円/小人150円 |
※ 上記の情報は、2014年6月時点で確認したものです。詳細は「宿根木を愛する会」さん(090-4725-3717)へお問合せください。
両津港より小木方面(県道65号南線・国道350号線)へ車で約1時間で小木港へ。小木港より車で宿根木方面(県道45号)へ約10分。
[路線バス]小木港より宿根木線乗車(約13分)宿根木下車。
宿根木バス停・駐車場より歩いて約5分。