船旅の基本中の基本をご紹介します。「船に乗ったことが無い」という方はご覧下さい。
佐渡汽船の乗り方
佐渡汽船ってどんな会社?
佐渡と新潟本土を航路で結んでいるのが佐渡汽船さんです。
新潟港~両津港の間に大型カーフェリーと高速艇「ジェットフォイル」を、直江津港~小木港の間に大型カーフェリーを、寺泊~赤泊間に高速艇「あいびす」を就航しています。
佐渡汽船は新潟県や佐渡市も出資している「第3セクター企業」です。日本の第3セクター第1号とも言われています。
ジェットフォイルとは?
「ジェットフォイル」はボーイング社が開発した「全没翼型水中翼船」という高速艇で、正式名は『ボーイング929』といいます。佐渡汽船さんの他にも、東海汽船さんのセブンアイランド(東京~伊豆諸島)、九州高速船さんのビートル(福岡~釜山など)など、国内外の多くの航路で運行されています。佐渡汽船さんはジェットフォイルを日本国内で一番最初に導入しました。
新潟~両津の間を60分で結んでいます。 カーフェリーが2時間30分(ときわ丸は2時間20分)かかるので、随分速く佐渡へ行けます。
カーフェリーよりも欠航率が高いので、注意が必要です。
「ジェットフォイルの乗り方」もご参照下さい。
カーフェリーはどんな船?
カーフェリーとは、自動車や荷物、そして旅客を乗せて運行する大型の貨客船です。
佐渡汽船のカーフェリーは大型で、中でも「おけさ丸」(新潟~両津航路)は離島航路としては国内最大の大きな船です。
船内には、食堂やゲームセンター、イベントステージなどがあります。
また2014年4月に、新しいカーフェリー「ときわ丸」が就航しました。「ときわ丸」はシティホテル並みの内装が話題を呼んでいます。
「カーフェリーの乗り方」もご参照下さい。
船は揺れるのか?
欠航したりしないか?
天候次第では、欠航することもあります。
新潟県に「波浪警報」が発令されると欠航する可能性も高くなるのでご注意下さい。
出欠航は基本的に出港時刻1時間前に決定します。佐渡汽船に問い合わせてください。また、「佐渡情報検索サイトそいのん」に登録すると、佐渡汽船の出欠航情報を携帯メールで受信できます。
2009年の夏にカーフェリー「おおさど丸」が機関故障のために長期間使用できなくなり、大幅に運行ダイヤが乱れた事がありました。近年中に老朽化した「おおさど丸」に代わる新造船が新たに導入される予定です。
カーフェリーが欠航した場合、他の交通手段はあるか?
佐渡と本土を結ぶ交通路は、佐渡汽船船舶の他に、新日本航空さんが新潟空港~佐渡空港を結ぶ航空便を運行しています。
新日本航空が運航する新潟空港~佐渡空港の航空便は2014年4月現在、無期限の運休となっています。