船旅から快適に過ごすために。船酔いしない乗り方、2時間半の有意義な過ごし方を紹介します。
カーフェリーの乗り方
乗船の手続き
2等船室利用は予約は必要ありません。当日佐渡汽船のりばで乗船券を購入できます。自動券売機または窓口で購入します。2等(大人)に限り、Suica、PASMO等交通系ICカードでの改札利用も可能になっています。
佐渡汽船さんのサイトから、2等も含めた乗船券のインターネット予約が可能になっています。
2012年3月31日新潟~両津港路に自動改札が導入されたのに伴い、新潟~両津航路での乗船名簿記入が無くなりました。直江津~小木航路、赤泊~寺泊航路も2012年4月6日より「乗船名簿」の記入は必要無くなりました。
料金や手続きについては、佐渡汽船のサイトでご確認ください。
座席の種類
現在佐渡汽船カーフェリーは2等、1等、特等と3種類あります。他に「スイートルーム」があります。「スイートルーム」は貴賓室を一般に開放したものです。
以前は「特2等」という等級がありましたが現在は廃止されています。その際に1等料金の値下げと席数が増加されました。
2等客室
2等客室は、最もリーズナブルな座席です。
広いジュータン席になります。座席指定もありません。混雑したときは、横になることが出来ません。また「ときわ丸」は2等イス席も用意されています。
2等利用者は乗船後カウンターで貸し毛布を利用できます。(1枚100円)
1等客室
1等は全席指定になります。当日空きがあれば利用できますが混雑時は事前に予約しておく事をお勧めします。また2等で乗船した後でも空席があれば料金の差額を支払い等級変更ができます。
1等には「イス席」と「ジュータン席」があります。「イス席」はリクライニングできるゆったりとしたソファーの座席で、「ジュータン席」は区画が仕切られ、枕が備えられています。どちらも「毛布」が用意されています。
ゆったりした座席で快適な船旅になります。個人的にも1等はおすすめです。
特等・スイートルーム
特等はシティホテル並みの個室になっています。それぞれの個室に専用テラスも設置されています。
スイートルームはかつて「貴賓室」だった特別な個室を一般開放したもので、佐渡汽船カーフェリーの最上の等級になります。
どちらもまだ僕が利用したことがないので、詳しくご紹介できません。
「ときわ丸」に乗りたのだけど?
2014年4月8日から就航する「ときわ丸」は、既存の「おけさ丸」とは内装が異なります。そのため「ときわ丸に乗船したい」とう希望をお持ちの方も多いと思います。
ただし配船の都合上、日によって「ときわ丸」の就航便が異なります。佐渡汽船さんのサイトで配船予定表が掲載されています。(こちらのページからPDFファイルを参照できます)
ただし、海上時化等による欠航で、就航予定船舶が入れ替わることがありますのでご注意ください。「どうしても“ときわ丸”に乗りたい」と言う場合は、佐渡汽船さんに直接お問い合わせください。
海上保安庁「新潟港西区入出港情報」のページでも佐渡汽船カーフェリーの入出港予定が確認できます(当日・翌日分)ので、参考にしてください。
船内で飲食は可能か?
カーフェリー船内には食堂があります。またカップラーメン(お湯あり)や、ホットスナックの自動販売機もあります。
船内には売店もあり、おみやげ品の他におにぎりセットや菓子パンなども販売されています。
船室には「禁酒席」があり、飲酒は禁止です。禁酒席以外でも「酒盛り」は禁止です。また、船内は全面禁煙です(喫煙所が設置されています)。
売店や食道は始発便や深夜便(お盆時期などに運行)では営業していない場合があります。
船内のその他の施設について
カーフェリー船内には、ゲームコーナー、イベントステージ(おけさ丸)売店、自動販売機コーナーなどがあります。
甲板に上がることもできます。
船酔いしないコツ(船室選び)
一般的に船首より船尾の方が揺れが少なく船酔いしにくくなります。
食堂よりの方が船尾になりますので、船酔いが心配な人は出来るだけ船尾の場所を確保しましょう。
船酔いしないコツ(体勢)
場所を確保したら上着か毛布を枕代わりにして仰向けに寝るようにします。起き上がっていると体が揺られるため、揺れを大きく感じます。仰向けの姿勢で頭を固定しておくことで揺れを強く感じなくなり、船酔いしにくくなります。
そのまま睡眠してしまうのがもっとも効果的ですが、寝付けないようならじっと天井を見ているといいでしょう。
船内で本を読む場合も頭を固定した状態で仰向けになり、本を両手で持ち上げるようにして読むと酔いにくいようです。 逆に本を床に置きうつ伏せの姿勢で読むと、すぐに船酔いしてしまいます。
船酔いしないコツ(揺れるポイント)
新潟~両津航路では船が揺れるポイントがあります。新潟港は信濃川の河口にあります。この河口から海に出て程なく、波の流れが変わるところになります。
凪の日でも、この付近は若干揺れるので船酔いしやすい人は注意しましょう。新潟港出航後、約20分~30分後頃になります。
海上時化の場合ではこれ以外の区間でも大きく揺れる事があります。
船内でイベントなどはないのか?
時期によっては、イベントステージで文弥人形などの郷土芸能が披露されることもあります。また近年ではカーフェリー船内での結婚式なども行われました。
特にイベントが無い場合で、天気がよければ甲板に上がってみるとよいでしょう。たくさんのウミネコが船に付いて飛んできています。運がよいと、イルカやトビウオを見れる事もあるそうです。
夜間の航行の場合、晴れていれば満天の星空にイカ釣り漁船の灯りを見ることも出来ます。
link:関連リンク
- 佐渡汽船
- 佐渡と本土を結ぶ航路を運行している汽船会社です。サイトで運行状況の確認や乗船予約ができます。