2013年春に、トキの森公園敷地内にオープンした「トキふれあいプラザ」。“トキまで2センチ”というキャッチコピーで、今まで遠目にしか観察できなかったトキを間近で見ることができる施設として話題になっています。
8月末、ようやくここに行く事が出来ましたので、レポートします。
2013年春に、トキの森公園敷地内にオープンした「トキふれあいプラザ」。“トキまで2センチ”というキャッチコピーで、今まで遠目にしか観察できなかったトキを間近で見ることができる施設として話題になっています。
8月末、ようやくここに行く事が出来ましたので、レポートします。
約1年ぶりに訪れた「トキの森公園」。入口の看板も放鳥トキのイメージのものに変わっていました。
先ずは、既存の施設である「トキ資料展示館」に入ります。ここで環境保全費(大人200円、子供100円/2013年現在)を支払い入館します。
ところが、ここで「佐渡準市民証」を提示すると、無料で入館できます。佐渡準市民の無料開放は2014年3月まで(予定)との事です。準市民の皆さん、この機会にぜひ!
「トキ資料展示館」では、『トキ保護センター』で飼育中のトキと遠くから観察することができます。ここも以前から公開されていますが、トキの居るケージとは50mほど離れています。
そのまま順路に従うと、一旦建物の外に出てしまいます。そのまま“順路”の案内板に従って進んでいきます。
順路に従って歩く(と言ってもほんの数分程度です)と『トキふれあいプラザ』の外観が見えてきます。この頃、雨が降り始めました。
真新しい茶色の大きなケージです。ここに入館する際に、最初資料館に入館した際のチケットの半券を提示します。(佐渡準市民の場合、準市民証を再度提示します。)
いよいよふれあいプラザに入館。間近にトキを見れる!と思ったのですが、順路どおりに進むと先ずは2階。ケージ全体を見渡せるのですが、近くでトキを見れる雰囲気ではありません。
この時、トキは3羽居ましたが、遠くの木の上に留まって動きません。ボランティアガイドさん(土・日・祝に常駐してくれます)によると、トキは雨が好きらしく、木の上に留まってしまうのだそうです。
望遠レンズでなんとか撮影してみましたが、物足りなさを感じます。
順路に従って、下のフロアに移動すると、いよいよここが“トキまで2センチ”のコーナーです。
窓の外はトキの捕食場。ここで間近にトキを見ることができるはずなのですが、、、トキは相変らず木の上に留まったままです。
こればっかりは運です。仕方ない。でも諦めきれず、近くに来るまで待ってみることにしました。
トキの代わりに、ドジョウがすぐ近くに来てくれました。
トキの餌になるドジョウです。ガイドさん曰く、トキの食事時間になるとこの窓のすぐ近くに来てくれるのですが、この日はもう食事が終わっていたらしいのです。
うーん、でももう少し粘ってみます。
待つこと約10分。小雨になってきたのか、お腹が空いたのか、はたまたコチラの願いが通じたのか? トキが木の上から降りてきました。
望遠レンズで撮ってみます。ケージ内の川(?)でなにやら餌を探しているようです。
辛抱強く待った(と言っても15分ほどですが)甲斐あって、こんな近くまで来てくれました!
写真は標準レンズで普通に撮影しています。食事タイムは終わっていたはずなので、おやつタイムでしょうか。目の前でドジョウを捕食していました。
『トキふれあいプラザ』は単にトキを間近に見ることができるだけでなく、トキの生態をそのまま観察できる施設です。
トキは非常にデリケートな鳥です。観察する際はもちろん、施設近くでは大きな音を立てたり騒いだりしないようにしましょう。
「トキふれあいプラザ」の観察用窓はマジックミラーになっており、トキの側から人間側は見えないようになっていますが、フラッシュの光は通してしまうので、絶対にフラッシュは焚かないようにしてください。
今回は運良く近くに来てくれましたが、必ず間近で見れるとは限りません。
両津港より車で佐和田方面(国道350号)へ、横山西より右折し県道81号線へ入り(道路幅狭いので注意)案内標識に従い約3km先。
または両津港より車で新穂・畑野方面(南線)へ、新穂市街横山交差点より長畝方面へ約2km、案内標識に従い右折。
[路線バス]両津港より南線乗車(約15分)行谷下車徒歩25分。