Loading

佐渡路線バスの旅 小木・宿根木・真野 Part4

2014年7月6日更新
宿根木の三角家
深浦の集落深浦の集落を迂回

宿根木行きのバスは、途中で深浦の集落を迂回します。細い山道を抜けて行くと目の前がぱっと広がり、海と小さな漁港が見えてきました。普段車で宿根木へ行くときは通らない道です。これも路線バスの旅ならではの光景です。(深浦を迂回しない便もあります)

宿根木集落宿根木集落

小木港を出発してから15分、宿根木に到着しました。(12:40)

何年振りかの宿根木です。しかし、宿根木にはたったの1時間しか居ることが出来ません。

小木へ帰るバスはこの後丁度1時間後、そのあとはもうバスが無いのです。

という事で、急ぎ足で集落の中へ。宿根木の中でも有名な「三角家」を目指します。

茶房やました茶房やました

宿根木でお茶やコーヒー、パスタなどが楽しめる「茶房 やました」さん。ここでゆっくりしたかったのですが、今回は断念、、、

「三角家」は2014年のディスティネーションキャンペーンの一環として、女優の吉永小百合さんを起用したJR東日本「大人の休日倶楽部」のCM・ポスターで注目を集めていました。

吉永小百合さんも訪れた「三角家」吉永小百合さんも訪れた

「三角家」に到着しました。以前訪れたときはまだ一般公開はされていませんでした。2012年より一般公開されるようになり、現在は4月~11月末までの土日祝祭日に内部を見学することが出来ます。

文字通り、三角形の敷地に建てられた民家です。千石船で栄えた宿根木という事で、この「三角家」も船大工の技術が活かされて建てられています。

三角家の平面絵図二階の座敷

「三角家」の中は、意外にも三角形の部屋はほとんどあまりません。限られたスペースでありながら、できるだけ生活に不自由が無い様に配慮された間取りになっています。

建てられた年代は特定されていませんが、恐らく150年は経っているものと考えられているそうです。

二階には、2012年までこの「三角家」に住んでいらっしゃった、深野アサさんの写真や、アサさんのお仕事に関する資料、宿根木の昔の写真などが展示されています。

三角家の二階三角家の平面絵図

深野アサさんが、県外に住んでおられる息子さんの元へ身を寄せる事となり、この「三角家」を是非有効に活用して欲しいと、地元・宿根木に託して行かれたのだとか。それ以来、地元のボランティア「宿根木を愛する会」の皆さんの尽力により、この「三角家」は保存・公開されています。他にも「三角家基金」もあり、一口500円で、三角家について詳しく書かれたリーフレットがもらえます。

入館料は300円(子供150円)ですが、これも「三角家」を維持するのに役立てられているそうです。

受付にいらっしゃったボランティアの方に、「三角家」「宿根木」についてお話を伺っていたら、あっという間に時間が・・・

Access:アクセス情報

地図

[路線バス]小木港より宿根木線乗車(約12~15分)宿根木小木下車

GoogleMap(宿根木バス停)