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佐渡路線バスの旅 南線 Part3

2012年4月6日更新
行谷バス停に到着した南線バス定刻どおりに到着

トキ野生復帰ステーションから来た道を徒歩で行谷バス停まで戻ってきました。当初の予定では13:46発に乗るつもりでしたが、1本遅らせて14:44発のバスに間に合うように戻ります。

あくまで路線バス、遅れる事もあれば場合によっては少し早く来てしまう事も予想して、時刻表より5分以上早く着くようにしました。雪はだんだんみぞれのようになってきました。

そして14:44、時間ピッタリにバスがやって来ました。(地元の方に聞いてみたところ、やはり予定時間より早くバスが行ってしまう事も珍しくないとの事です)

畑野温泉 松泉閣畑野温泉 松泉閣

次に向ったのは「畑野温泉 松泉閣」さん。佐渡にいくつかある公営の日帰り温泉施設の一つです。「仙道」で下車します。(14:53頃)

バスを降りたらすぐ目の前に「はたの温泉」と書かれた大きな派手目の看板が反対車線側にあります。その看板が示す方向へ進むと、すぐに「松泉閣」さんの建物が見えました。

正面にある手作り看板正面にある手作り看板

なかなか立派な外観です。そして正面手前には、こんな「ほっこり」するような看板がありました。

次のバスは15:38と約40分後。この時だけちょっと間隔が短めです。トキ野生復帰ステーションへの往復で寒い思いをしていたのでとにかくお風呂に入りに行きます。

館内に入ってみると地元のお父さんお母さん達が大勢ロビーでわいわいと賑やかに話をしていました。地元の方達によく利用されているようです。

こちらは公営の温泉施設という事で、料金は大人500円(2012年3月時点)です。これに貸しタオル代が200円。サウナも利用できるとの事ですが、なにぶん次のバスまでそんなに時間が無かったのが残念。

館内は言うまでも無く撮影禁止なのですが、浴場はまるで展望台のように大きなガラス張りになっていました。

大膳神社能舞台大膳神社能舞台

次のバスに合わせて15:30過ぎには「仙道」バス停に戻ってきました。定時より1分ほど遅れてバスが到着、しかしこのバスが満員状態でした。この日は平日、少し手前にある佐渡総合高校の生徒さん達が大勢乗車してます。

次は今回のバスの旅最期の目的地、真野の史跡巡りです。「竹田橋」で下車(15:46頃)します。降りてみると周りは田んぼしか見当たりません。が、ここから南の方角に少し歩いていくと、5分と掛からずに「大膳神社」に着きます。大膳神社は茅葺屋根の能舞台で有名です。詳しくは「大膳神社 能舞台」のページでご紹介しています。

世尊寺世尊寺

大膳神社のすぐ隣には「世尊寺」があります。こちらもかなり歴史が古い古刹で、本堂や書院、表門などは国指定有形文化財となっています。

佐渡飛鳥の碑佐渡飛鳥の碑

世尊寺のすぐ近くに「佐渡飛鳥の碑」という観光案内板があったので行ってみました。東屋の横に立派な石碑が建っています。石碑にはこのように書かれていました。

昭和二十五年(一九五〇)六月 文人亀井勝一郎この史跡の里を訪ね この岡に立ちて豊な佐渡の国原を望み いたく感動して紀行「佐渡が島」の名文を残す

「飛鳥の風景を愛した人が 佐渡に渡ってここに望郷の思碑を託したのかもしれない」と記し 大和の飛鳥路に実によく似た景勝を絶賛す よってこの周辺を「佐渡飛鳥」と呼び これを記念してこの碑を建立す

平成六年八月 真野町観光協会

ここから10分ほど歩くと五重塔がある事で有名な「妙宣寺」もあり、史跡の多い真野地区の中でも見所が多いところです。が、今回のバスの旅はここまでで終了、宿泊先の真野新町へ向いました。

お昼からバスに乗り結構あちこち見て回る事ができました。結論は路線バスでも佐渡観光は可能!(とりあえず南線は)です。

今回のバス料金及び所要時間
両津港→行谷 360円 12:10(汽船接続)→12:24頃(約14分)
行谷→仙道 250円 14:44頃→14:53頃(約9分)
仙道→竹田橋 250円 15:38頃→15:45頃(約7分)
竹田橋→真野新町 200円 (約9分)

※ 上記の運賃及び本記事に記載されているバス発着時刻は2012年3月時点のものです。詳しい料金やバス時刻表は新潟交通佐渡さんのサイトなどでご確認下さい。

Access:アクセス情報

地図

[路線バス]畑野温泉は両津港より南線乗車(約24分)仙道下車、徒歩1分。大膳神社は両津港より南線乗車(約32分)竹田橋下車、徒歩約5分。

GoogleMap(仙道バス停)

GoogleMap(竹田橋バス停)