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佐渡の基本情報

2013年10月21日更新

佐渡について最低限抑えておきたい基本情報です。

位置や気候、政治経済など佐渡の基本を先ず知っておきましょう。

佐渡の位置

佐渡は、東経138度 北緯38度 日本海上にあり、新潟県に所属する離島です。本州とは新潟港(新潟市)、直江津港(新潟県上越市)、寺泊港(新潟県長岡市)とそれぞれ航路で結ばれており、新潟港~両津港の間にはカーフェリー(2時間30分)とジェットフォイル(65分)が、直江津港~小木港の間にカーフェリー(2時間30分)が、寺泊港~赤泊港の間には高速艇あいびす(60分) がそれぞれ就航しています。

また新潟空港-佐渡空港間に新日本航空さんが航空路を運行しています。(所要時間25分)

佐渡の位置

佐渡の大きさ

佐渡の面積は855.26km2平方キロメートルもあり、これは東京23区の約1.5倍、伊豆大島の約10倍にもなります。また島の海岸線の長さはは261kmもあります。

日本国内では沖縄本島に次ぐ大きな島で、初めて訪れた人はその予想外の広さに驚きます。

佐渡は以前島内に10もの市町村がありましたが、2004年3月に合併し島全体が一つの「佐渡市」となりました。

旧市町村2004年以前の旧市町村

佐渡の気候

「日本海」というと「寒い」イメージをもたれがちですが、実際は対馬暖流の流れの中にあり、冬場でも新潟本土と比べて平均気温も高く温暖です。雪も新潟本土ほと比べると積雪量は少なめ、夏は少し気温が低めとなります。

佐渡の中でも地域によって気候も異なります。特に大佐渡産地は冬になると冠雪するため大佐渡スカイラインドンデン山荘に通じる県道などは冬季閉鎖になります。

佐渡の地形

佐渡は、地図で見ると「エ」の字のような形をしています。北側を「大佐渡」南側を「小佐渡」と呼び、間の平野部を「国仲」と呼びます。

「大佐渡」には標高1000m級の山々が連なる大佐渡山地があり、佐渡最高峰の金北山を擁します。北側「外海府海岸」は外洋にさらされてきたためか荒々しい海岸線が続きます。

「小佐渡」は 比較的温暖な気候に恵まれ、果物の栽培なども盛んです。海岸線も外海府に比べると穏やかな表情を見せます。

「国仲」には水田が広がり、豊かな穀倉地帯となっています。また、佐渡の人口のほとんどは国仲平野に集中しています。

2012年、佐渡の自然環境や地質が評価され「日本ジオパーク」に認定されました。引き続き「世界ジオパーク」認定に向けて活動しています。

大佐渡・国仲・小佐渡大佐渡・国仲・小佐渡

佐渡の歴史

佐渡という地名が日本書紀にも出てくるほど、古くから日本の歴史に佐渡は登場しています。

「流刑地」であった事も有名ですが、佐渡が「流刑地」だったのは古代から近世にかけてです。佐渡に流されてきたのは承久の乱で処罰された順徳上皇をはじめ、朝廷の高官や僧侶などが多かったようです。

戦国期に金銀山が発見されると、徳川幕府は佐渡を幕府直轄地としました。これ以降は無宿人などが金銀山の工夫として送られていましたが「流刑の地」としては利用されなくなります。

佐渡金山は徳川幕府の財政を支え続けました。多くの工夫が働く佐渡金山のお膝元・相川の町は人口10万人を擁する当時としては日本国内有数の大都市になりました。

明治になり、金山は民間に払い下げられ平成元年まで金の採掘が行われてきました。

佐渡金山佐渡金山

佐渡の人と文化

佐渡の人口は約6万人、過疎化の影響で年々減少しています。トキの数は逆に年々増えています。

古来から『佐渡国』として、独自の文化を育んできた佐渡は、同じ新潟県内でも新潟本土側とは異なる文化があります。

島内各地に伝わる「鬼太鼓」は集落ごとに型や曲が異なります。「文弥人形」や「のろま人形」といった佐渡独自の人形浄瑠璃も多く残ります。 また能楽が盛んな島で、で現在も30箇所以上の能舞台が現存しています。

佐渡のことば(方言)は主に「関西弁系」と言われますが、全国各地の方言が混入しているようです。同じ佐渡島内でも地域によって方言は異なってきます。

新潟市出身の高橋留美子さんのマンガ「うる星やつら」に登場する“ラムちゃん”の話し方は佐渡のことばを元にしていると言われています。

トキ(朱鷺)について

トキ(朱鷺)は学名を「ニッポニア・ニッポン」といい、かつては日本全国の広範囲に生息していた、コウノトリ目トキ科の鳥です。

近代以降生息数が減り続け、昭和40年代には佐渡に残る数羽のみとなってしまいました。

1981年(昭和56年)に最後に残った群れを捕獲し人工飼育の上で保護する事になりました。これにより日本の野生のトキはこの時全滅しました。

捕獲したトキは新穂村(当時)のトキ保護センターで飼育されましたが、2003年(平成15年)にキンが死亡し、佐渡で捕獲されたトキも絶滅しました。

一方で1999年(平成11年)に中国からトキのつがいを借り受け、佐渡のトキ保護センターで繁殖の試みが始まりました。その数が増え、現在では100羽以上に増えました。そして2008年(平成20年)9月、トキ野生復帰ステーションで試験放鳥が行われトキの野生復帰と共生へ向けて本格的な取り組みが開始されています。

佐渡市新穂長畝のトキ保護センターで、引き続きトキを観察することが出来ます。

中国のトキと日本のトキはDNAを鑑定したところ「亜種と呼ばれるほどの違いもない、同じ種の鳥である」と発表されています。

人工飼育下のトキ佐渡で人工飼育下のトキ

佐渡の市街地

佐渡でもっとも栄えていると思われるのは東大通(旧佐和田町)~千種(旧金井町)付近の国道沿いです。ホームセンターや家電量販店などの大型店が連なります。

コンビニエンスストアはセーブオンが9店舗あります。もちろん24時間営業ですが、セーブオンさんは銀行ATMを設置していません。2012年にATMも設置されました。ただし電子マネーは使用できないのでご注意ください。(佐渡汽船両津ターミナルの売店でSuica、PASMOが利用できます。)地方銀行やJA、ろうきんATMなどが佐渡内の各地にありますが、都市銀のATMはありません。

千種(国道350号線)千種(国道350号線)

佐渡の政治と経済

前述の通り、佐渡には10の市町村がありましたが2004年3月に合併し、現在は佐渡ヶ島全体で一つの自治体「佐渡市」となりました。

佐渡の主な産業は、生産高別に見ると土木業が最も多くなっています。就業人口別で見ると、第一次産業(農業・漁業・林業)の割合が高くなります。

観光業は生産高では1割以下とも言われています。観光産業は意外にも主力産業とはいえないのですが、他の産業に与える影響は大きいため、佐渡観光の振興は重要な課題となっています。

合併後は旧金井町役場の建物が市役所本庁舎になりました。新庁舎建設の話も当初ありましたが、現時点では具体的な動きは無いようです。佐渡市の初代市長には真野町町長だった高野宏一郎氏が当選・就任し2期務めました。2012年(平成24年)4月の選挙で新しく甲斐元也さんが2代目佐渡市長になりました。